錦帯橋や岩国の観光について

Question

錦帯橋は一本の釘も使わずに作られていると聞きましたが本当ですか?

Answer

これは、解釈の仕方にあると言えます。

錦帯橋を渡ってみるとわかりますが、橋板(踏板)は釘で留められています。この釘は皆折釘(和釘)と言います。主に表面の化粧部材を構造部材に取り付ける用途で、五橋全部では二万本近い本数が使用されています。また構造部材を一体化して補強する巻金の取付にも釘が使用されており、多数の鎹(かすがい)で更に補強されています。その点から言えば、鉄は重要な役割を果たしており、まぎれもなく「釘を使っている」ことになります。

しかし、錦帯橋を支える構造部分は、洋式の家のように釘で固めて作られているのではありません。すべて日本古来の継手や仕口を使い、精緻な木組みで作られており、ここには一本の釘も使われていません。あの大きい橋が構造的には「一本の釘も使わずに」成り立っています。そのことから「一本の釘も使わずに作られている」という話になったものと思われます。

なお「一本の釘も使わずに」架けられた過程は、関連サイト「錦帯橋の四季」の「平成の架け替え」でご紹介しています。

さあ、あなたは、どう解釈されますか?

※ この項は錦帯橋の棟梁・海老崎粂次氏の講演を参考に、筆者の解釈を加えたものです。

〔関連項目〕

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