この写真は、岩国徴古館の資料によると、1898年 (明治31年) 1月9日撮影と思われます。
第四橋の架け替え工事中の姿が写っています。桁組みはすべて完成し、平均木まで取り付けられている様子がわかります。
この年には、写真中央の第四橋と、この写真では見えていませんが第二橋が架け替えられ、写真左側に少しだけ写っている第五橋の橋板が張り替えられたと、記録に残っています。
桁組みの上に人が並んでいますが、工事が一段落した際に記念撮影をしたものでしょうか。
重機のない時代の工事は、現在からは想像を絶する手間と人手が必要だったでしょう。
現代の写真は、「平成の架け替え」 (関連サイト「錦帯橋の四季」) を撮影したもので、クレーンで部材を吊り上げて搬入しています。