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「沈下橋」(ちんかきょう)は、「潜水橋」(せんすいきょう)とも言い、川の水面近くに架けられた低い橋で、水位が低い通常の状態では通行できるものの、増水時には水面下に沈んでしまい通行できなくなる橋のことを言います。
形態上の大きな特徴として、水面に近いこと以外に、欄干が設置されていないことがあげられます。
これは増水時に橋が水面下に没した時、橋が流木等により壊れたり、また流れてきたものを引っ掛けてしまうことにより、水をせき止めてしまい、近隣が洪水になったりすることを防ぐためです。
そのため、どの部分も角に丸みを持たせたデザインとなっています。
沈下橋は高知県の四万十川に架かるものが有名ですが、岩国市の錦川にも、守内地区 (錦帯橋より約8km) と細利地区 (錦帯橋より約10.5km) に現存しています。
掲載写真は守内地区のものですが、錦川鉄道錦川清流線の守内かさ神駅より徒歩約4~5分です。
もう一ヶ所、細利地区のものは、錦川鉄道錦川清流線の南河内駅より徒歩約5~6分で、その道中、春にはナノハナが咲き乱れます。
≫ 錦川清流線 (ナノハナ咲く南河内駅の写真)
車で訪れる場合、駐車場はありませんが、橋の前後に短時間なら駐車可能です。ただし、橋は本来、生活道路ですから、近隣住民等の支障にならないようご注意ください。
2012-7-1 現在
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守内地区の詳細地図 ≫ (ゼンリンいつもナビ)
細利地区の詳細地図 ≫ (ゼンリンいつもナビ)