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旧岩国藩主吉川家代々の墓が立ち並ぶ「吉川家墓所」 (きっかわけぼしょ) は紅葉谷公園の入口付近にあり、初代広家から12代経幹まで (6代経永を除く) の当主や一族の墓51基が並んでいます。
一般的な観光コースのルートから少し外れていることもあり、常に静寂な雰囲気を保っています。
墓所は初代広家が没した1625年 (寛永2年) 頃より順次作られたもので、入口寄りから、3代藩主吉川広嘉や4代広紀などの眠る「寺谷のお塔」と、城山を少し登って、初代広家や 12代経幹が眠る「山のお塔」に分かれています。
墓所内には藩主や妻の墓の他、石灯籠や手水鉢が点在しており、1988年 (昭和63年) には山口県の史跡に指定されています。
広家の墓の側には広島藩の茶人、上田宗箇が広家に贈ったという「みみずくの手水鉢」がひっそりと佇んでいます。
参考:岩国市ホームページ、岩国市観光パンフレット、観光案内板