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新緑の永興寺門と土塀。
秋の永興寺は門の内外ともにモミジで真っ赤に染まります。
晩秋の永興寺は落葉が一面敷き詰められ日本画を思わせる風景となります。(2009年消滅)
2014年(平成26年)に作られた薬師堂前の枯山水
臨済宗「永興寺」 (ようこうじ) は鎌倉時代末期の1309年(延慶2年)に大内弘之が創建し、横山一帯 (現在の岩国市横山1丁目、2丁目あたり) に壮大な敷地を有したと伝えられています。
しかし1600年 (慶長5年) に岩国に移封された吉川広家が永興寺を解体し、その敷地を居館や武家屋敷等に転用したため、その後はわずかな土地を残すのみとなりました。ただし歴史には不明な点が多くある謎の寺です。
現在は、門から参道にモミジが多数植えられ、春の新緑や秋の紅葉が大変美しい寺となっています。
裏庭には、江戸時代前期の作庭と思われる、城山を借景とした枯山水庭園がありますが、表からは見えないためか、訪れる人も少なく、いつも静まり返っています。
庭園は1999年(平成11年)11月18日に岩国市の文化財(名勝)に指定されています。
しかし、裏庭の庭園は境内の工事に伴い、一部が消滅し、現在では風情がすっかり失われています。
2009年(平成21年)夏から秋にかけて、境内に墓地が造成されました。そのため、3枚目写真の場所は墓地となり、風情ある光景は消滅しました。
2014年(平成26年)には正面の門横に薬師堂が新築され、その前に枯山水が新規に作られました。
2013-3-1 現在
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参考:岩国の文化財と史跡(岩国市教育委員会発行)、永興寺へ 田山千恵子著